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★生命保険からお金が借りれるの?!★

まとまったお金が必要になったときに金融機関で融資をうけることができますが、生命保険からお金が借りれることをご存知でしょうか。お金が必要になった時に、加入している生命保険を解約することで発生する解約返戻金で一時的な資金を確保する方もいらっしゃいますが、解約をしてしまうということは保障はなくなってしまいます。万が一の保障のための終身保険や貯蓄目的で加入した養老保険などを途中で解約してしまえばせっかく入ったのに意味がなくなってしまいます。このようなことにならないために生命保険には「契約者貸付制度」という制度があり、この制度を利用すれば保険を解約せずにお金を借りることができるのです。契約者貸付制度が利用できるのは、終身保険や養老保険などの貯蓄性がある生命保険、すなわち解約返戻金が発生する商品に限られています。契約者貸付制度は、解約返戻金の範囲内でお金を借りることができますが、そもそも解約返戻金は契約者が支払う保険料が積み立てられたお金なので契約者のものなのになぜ借りるという表現になるのか疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。生命保険というのはあくまで満期保険金などとして支払われるまでは保険会社のお金と考えられるため、保険会社からの借金をするという扱いになってしまうのです。契約者貸付制度は、保険会社から借金をすることになるので、借入金額に応じて利息が発生します。利率は契約における契約日によって決まりますので、借り入れをする時点の利率ではないことは理解しておいた方がいいでしょう。貸付金の利息は、借入日から発生し、利息の返済用紙が保険会社から送られてきます。万が一利息が返済されない場合には残った利子は元金へ繰り入れられ、その金額に対して新たに利息が発生することになります。しかし、金融機関よりの低い金利で利用できるのでメリットは大きいのですが、返済がスムーズにできないと保険が失効または解除される可能性があるというデメリットもあるので注意しましょう。借りているお金と利子を足したものが解約返戻金を超えた場合、保険契約が失効、または解除される可能性がありますし、本来受け取れるはずだった満期保険金やお祝い金、死亡保険金などが返済に充てられることがあります。例えば、500万円の終身保険に加入していて、途中契約者貸付制度を利用し100万円貸付をしたとします。その後返済が終わらないまま亡くなってしまったら、貸付をしている100万円と利息を差し引いた金額しか死亡保険金を受け取ることができないということになります。契約者貸付制度を利用する時にはこのようなリスクも十分に理解したうえで利用しないと万が一のときに遺族に残すためという生命保険の本来の意義が失われてしまいますので安易に利用するのではなく返済計画をしっかり立てたうえで利用した方がいいでしょう。